心理学生が語るサイコロジー

心理学にもとに人生を楽にする方法をアウトプットしていきます

動機付けの要因についての続き

どうもプラチナです。


前回の記事では心理学に基づいた動機付けの要因にはどんな種類があるのかお話しさせていただきました。
今回はその内容を個人的な解釈も交えて少し掘り下げてお話ししたいと思います。


前回の記事はこちら↓
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/07/02/002055


本記事では前回の記事でも掲載いたしましたこちらの表の各項目に関してのより具体的な例をご紹介します。(個人的な解釈に基づいた解説のため至らない点もあるかと思います)
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人の動機付けのパターン図


①セキュリティ
前回の記事では、「個人的に将来について不安を感じており、より安全で確実なものにしたい」欲求だとお話ししました。
こちらはすぐにピンとくるかと思います。


・今の仕事では「スキル」が身に付かない。
・今後、会社が潰れたり、リストラされたりしたらどうしよう。


そんなこと考えたことありませんか?
これがセキュリティの動機付けです。
つまりこの理由があるために、↓

「自分の強みになる資格を取ろう。」

このような行動に移るわけです。


アイデンティティ
「自分なりのアプローチで自分だけの経験を積みたい」(前記事)
こちらはより「今」に着目した動機付けになります。

・今の仕事のマニュアルではどうも非効率だと思うし、時間の無駄な気がする。

→「自分だけのマニュアルを作って独立しよう」

かなりぶっ飛んだ内容ですが、ひとつの例としてはこんなところでしょうか。

③マスタリー
「自分は誰よりもすごい人になれると思うし、なりたい。」(前記事)

・自分なら今の仕事を誰よりも極められる

→「頑張って社長になろう」

 

これら三点が自分自身へ向けた動機付けです。

これらを応用するビジネス例で言うと、
保険商材、ユーキャンの資格講座、自己啓発セミナー、などでしょうか。




次に、道具的動機付けの具体例です。

こちらは自身の周囲の環境に関連した動機付けです。


①エンパワーメント
「プロジェクトに対して絶対に達成できるし、したい」(前記事)

・部屋の空いたスペースを活用したいな

→「棚を作ろう」

②エンゲージメント
「実際にプロジェクトを進行させてみて、もっとこのプロジェクトのプロセスにのめり込みたい」(前記事)

・棚の外枠ができたけど、思った出来とは違うな

→「日曜大工の本や記事を読んでみよう」


③達成
「このプロジェクトを達成できたが、次はもっと良いものを作れると思うし、作りたい。」(前記事)

・棚が完成したけど、次はもっと難しいものに挑戦してみよう

→「壁紙を変えよう」



これらが道具的動機付けの一例になります。
ビジネス例で言うと、私たちの身近にある、コンビニ、本屋、ホームセンターなど物を売るお店でしょうか。



最後に、対人的動機付けに関してです。
こちらも比較的イメージしやすいと思いますので、さらっとご紹介します。


①所属
「田舎に引っ越して、良好な近所関係を築きたい」
→まずは丁寧な挨拶を心がけよう。
②世話
「家庭菜園で良い野菜が採れたのでおすそ分けしよう」
→隣人を喜ばせたい
③尊重
「私が来たことでよかったと思ってもらいたい」
→もっと地域に根差した生活をしよう。


これらの動機付けを狙ったビジネス例で言うと、スポーツ団体、不動産業、マルチ商法などでしょうか。


これらの動機付けを理解した上で、自身のビジネスモデルと結びつければ、目に見える形で結果がより具体的になるのではないでしょうか。

漠然とした結果だけでは、次に結びつけることは困難だと思います。なので是非とも、今回の動機付けを理解し、活用してみてはいかがでしょうか。


なお、今回の記事は個人的見解を多分に含むため、参考程度にとどめておくことをおすすめします。


前回の記事
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/07/02/002055

参考文献

マインドサイト・マトリックス

マインドサイト・マトリックス


それでは。