心理学生が語るサイコロジー

心理学にもとに人生を楽にする方法をアウトプットしていきます

あなたの集中力はいつ上がる?クロノタイプとは

こんにちは。


朝ってなんであんなに眠いんですかね。


僕は夜型なのでかなり朝弱いんです。


午前中はスイッチが切れたロボットみたいだと同僚に笑われたことがあります。



これってなんでだろうって疑問に思ってたのですがとある研究を見て合点がいきました。



皆さんは「クロノタイプ」というものをご存知でしょうか。



クロノタイプとは、人間の睡眠は大きく分けて4つに分類でき、各人の特徴をもとに必要睡眠時間と集中が上がる時間をタイプ別に示すことが出来るものです。



こちらは米国睡眠医学会が認定する睡眠学者のマイケルブレウス博士の研究によって明らかになり、人の睡眠タイプを特徴毎にライオン型、クマ型、オオカミ型、イルカ型の4つに分類できるとしています。





クロノタイプは「性格」、「仕事がはかどる時間」、「睡眠時間に対する満足度」によって診断することができます。



クロノタイプの分類によって分かることは以下の通りです。
・ベストな就寝、起床時間
・最も集中力を発揮できる時間
・運動に適した時間
・コーヒー(カフェイン)の効果を最大限に活かせる時間


それでは皆さんも診断してみましょう。




①ライオン型

「特徴」
楽天的で現実的な性格
・昼頃に仕事がはかどり、昼寝はめったにしない
・睡眠時間は7時間程度が理想

「理想のライフスタイル」
・ベストな睡眠時間
22時就寝-5時半もしくは6時起床
・集中力が発揮できる時間
午前中
・運動に適した時間
夕方(17時半)以降
・コーヒー(カフェイン)の摂取時間
8時から10時と14時から16時




②クマ型


「特徴」
・親切で知人に対してはオープンな性格だが、知らない場所や知らない人と会うと少し緊張する
・午前中に仕事がはかどる
・睡眠時間は7時間以上必要でそれ以下だと日中眠くなる


「理想のライフスタイル」
・ベストな睡眠時間
23時-7時
・集中力が発揮できる時間
10時-14時
・運動に適した時間
午前中
・コーヒー(カフェイン)の摂取時間
9時半-11時半と13時半-15時半




③オオカミ型

「特徴」
・創造力に優れ、クリエイティブな性格だが気分屋で感情に沿って行動しがち
・夕方ごろから仕事のエンジンがかかる
・睡眠時間は7時間程度が理想


「理想のライフスタイル」
・ベストな睡眠時間
24時-7時半
・集中力が発揮できる時間
17時-24時
・運動に適した時間
18時以降
・コーヒー(カフェイン)の摂取時間
12時-14時




④イルカ型

「特徴」
・知性的で頭を使う仕事を好む性格だが神経質で細かいことが気になる
・やや内向的
・職人気質で完璧主義
・夜に仕事がはかどるが午前中はほとんど力が出ない
・睡眠時間は6時間程度で十分


「理想のライフスタイル」
・ベストな睡眠時間
23時半-6時半
・集中力が発揮できる時間
15時-21時
・運動に適した時間
午前中
・コーヒー(カフェイン)の摂取時間
8時-11時と13時-14時


いかがでしたか。


クロノタイプによって自分の集中できる時間を知ることにより、仕事や勉強の効率を飛躍的に上げることが出来るかもしれません。


最近、仕事や勉強に身が入らないと悩んでいる方は是非とも1度、診断結果になぞらえた生活を試してみてはいかがでしょうか。


また、勉強に対するモチベーションを上げる方法については以下の記事でご紹介していますのでよろしければご覧ください。
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/08/18/002142?_ga=2.71021776.1511431155.1566222613-2100607312.1563629566

それでは。

やりたいことは見つけなくてもいい?勉強が苦にならない方法

こんにちは。


突然ですが、皆さんは勉強は好きですか?


僕は学生時代、かなりの勉強嫌いでした。



テスト勉強も宿題もやった記憶がありませんし、塾や予備校にも通ったことがありません。



大学には推薦で入りましたがその大学も中退し、数年フリーターをしていました。


なんやかんやで現在、正社員として働きながら心理学系の大学に通っています。



ここまで徹底した勉強嫌いだった僕がなぜまた学校に通おうと思ったのかをお話しさせていただきます。





1.勉強に対する印象でモチベーションは大きく変わる




僕は学生時代とても勉強が嫌いでした。


学校での勉強が本当に必要なのかどうかが分からなかったからです。


先生に対し、この勉強は将来いつ使うのですか?と問いかけるクラスメイトは皆さんの周りにもいたはずです。



正直、学校の勉強が社会人になって役に立つことは非常に稀だと思います。



では、現在僕がやっている勉強は昔と比べてどういう違いがあるのでしょうか。


今、僕は将来の目標に必要だと判断したために勉強をしています。


もちろん、仕事をしながらなので計画的にタスクをこなす必要がありますが、ポジティブな理由なため勉強も苦になりませんし、学校の成績が仕事に関係しないのでテストに対するプレッシャーも皆無です。


この感覚は、目標はどうであれ皆さんも体験したことがあるはずです。



例えば、ゲームが上手くなるために攻略情報を読み漁ったり、スポーツが上手くなるためにYouTubeなどで上手い人の動画を参考にしたりと、自身の意識していないところで勉強していますよね。


つまり、自分にとって必要かどうか、更には、その勉強にストレスがないということが大切なんです。



学生であれば将来を考えるとテストも大事ですが、それはただの入り口に過ぎません。



テストのためだけに勉強していても仕事ではまったく役に立ちませんし、理論を知っていても身体の操作が下手なままだとスポーツも下手なままですよね。



もっと言うとテストが終わってしまえば大体の人は勉強をやめてしまいますし、1度切れてしまった熱意はなかなか戻ってきません。



なので、理論を学ぶよりもまずは実務の面からケアし、必要なものを見定めていくことがモチベーションを上げる原動力になります。


幸い、今は調べればすぐになんでも分かる時代なので、自分に必要なものが何なのかをまずは見つけることが先決です。



ただ、1つ注意点があり、本当に自分がやりたいことを見つけ、それを学ぶ際には、基礎学力がかなり重要になることは確かです。(笑)


なくてもなんとかなりますが、あの頃ちゃんとやっておけば勉強時間を大幅に短縮出来たなぁと思うことが自分自身多々ありますので、そういった事情も加味しつつ勉強を進めていけるならば、あなたはきっと自分の目標を叶えられると思います。




2.「やりたくないことリスト」を作ろう


モチベーションの理解は出来たけど、そもそもやりたいことが見つからないという方はいらっしゃいませんか?



僕が勉強をする気になれた大きな理由は、実はやりたいことを見つけたことではありません。


もとをたどれば、今の現実からどうにかして逃げたいと思ったからです。


日本の文化として1つのことを続ける人を優れた人間だとするものがありますが、僕自身そうなれる自信がありませんでした。


しかし、それが万人に当てはまる訳ではないということを考えると不思議と府に落ちた自分がいたのです。



そこから、まず僕がしたことは「やりたくないことリスト」の作成です。


当時、スマホのメモ帳に「やりたくないこと」をとにかくたくさん書きました。


やりたいことをどうしても見つけられなかった僕でも「やりたくないことリスト」は不思議とスラスラ出てきました。


ぶっちゃけてしまえばこれは、嫌なことから逃げてるだけのただの逃避行動です。


しかし、「やりたくないことリスト」に当てはまらない項目であれば、逆説的に「やりたいこと」「やっても構わないこと」リストになります。



「やりたいこと」と「やっても構わないこと」なら自身のストレスにはなりませんし、そのことを学ぶのに苦手意識もありません。


結果的にはやりたいことを見つけ、目標を定めたと言っても過言ではありません。


そして、それを発見できた事実そのものが学ぶためのモチベーションになるのです。




3.まとめ

いろいろとお話しさせていただきましたが、結論として
①やりたいことを見つける
②無理だったらやりたくないことを見つける
③必要性を見いだす

以上のステップを踏むことにより自分から見た勉強の価値が大幅に上がります。





本日はどうしても勉強が嫌いな方に向けてお話しさせていただきました。


僕と同じ理由で悩んでいる人たちの助けに少しでもなれれば幸いです。


以上で本記事を終わります。

ストレスをコントロールする「自己解決型」の人たち

こんにちは。



突然ですが10の質問をさせてください。

次の質問に対し、
まったく同意できない「1」
ほぼ同意できない「2」
どっちといえば同意できない「3」
どちらでもない「4」
どちらかといえば同意する「5」
ほぼ同意する「6」
完全に同意する「7」

というようにそれぞれの質問に7段階でスコアをつけてください。




1.懸命に努力すればたいていのものは達成できる

2.計画をたてればその通りに実行できる確信がある

3.純粋な技能よりもある程度の運が関与するゲームが好きだ

4.決意をすれば、ほとんど何でも学ぶことが出来ると

5.これまでに成し遂げたことはすべて自身の努力と能力によるものだ

6.達成に向けて努力することが辛いので、通常は目標を設定しない

7.不運によって達成が妨げられることがある

8.本気になればほとんどのことは可能である

9.仕事で起きるほとんどのことは、自分のコントロールを越えている

10.自分にとってあまりにも難しいことに取り組み続けることは無意味だと思う





採点方法
(問1+問2+問4+問5+問8)+35-(問3+問6+問7+問9+問10)=あなたのスコア







これは心理学用語でローカス・オブ・コントロールと呼びます。


先ほどの質問でスコアが60以上であれば、問題に対し自分でコントロール出来ると考える「自己解決型」、48以下は他者や環境に依存する「他者依存型」とみなされます。






賛否両論ありますが、多くの研究結果では、自己解決型は幸福度や成功に大きくプラスの影響をもたらすことを示しています。



自己解決型の特徴として、周りに流されにくく、計画的アプローチで目標を達成する能力が高い傾向があります。
また、他者依存型に比べて同調圧力にも耐性があり、目先の報酬ではなく長期的な目線で物事を解釈し、自分自身をコントロールする能力にも長けています。



この、コントロール感こそがストレスやパフォーマンスに大きく関連しています。



コントロールとパフォーマンスについて面白い実験があります。


被験者数人にヘッドフォンを装着させて単純作業行い、不定期に爆音が聞こえてくる実験をしました。被験者たちにはいつ音がなるかは知らされず、体に危険なほどではないものの、とても不快なノイズにさらされる環境において、被験者の自律神経系の覚醒レベル(血圧、心拍数、発汗など)を測定しました。



このなかには爆音のタイミングを事前に知らされていた被験者と知らされていない被験者がおり、タイミングを知らされていない被験者たちは苛立ちやミスが多く、他の被験者への敵意を露わにする傾向が見られました。



一方でタイミングを知らされていた被験者は、ランダムに爆音を聞かされた被験者に比べて短時間でその環境に適応でき、主観的なストレスも低く測定されたのです。




また、被験者たちに爆音があまりにも目障りだと感じたときに停止ボタンを押すことが許可された場合、ボタンはめったに押されませんでした。





そして、被験者がほとんどボタンを押さないために、ダミーのボタンが使われるようになりましたが、それでも「いざとなればノイズを止められる」というコントロール感を得た被験者群には、その他の対象群に比べて明らかにストレスレベルが低かったのです。





この「いつでもボタンを押せる」という感覚は自己解決型の行動パターンに通じるものがあります。





つまり、自己解決型の人たちは、日常のストレス要因に対して必要に応じて押すことの出来るボタンをいくつも持っていると見なすことができます。




ストレスに上手く対処するためには、物事をコントロールしている感覚を持ちながら日常生活を送ることが大切なのです。





自身の性格は変えられないかもしれませんが、行動や考え方を変えることは出来ます。





この自己解決型の特徴を参考に自身のストレス軽減やパフォーマンス向上の足掛かりにしてみてはいかがでしょうか。




以上で本記事を終わります。

体型で性格がわかる?パーソナリティーの類型論

どうもプラチナです。




今回は「パーソナリティー」についてざっくりお話しさせていただきます。




皆さんはパーソナリティーという言葉を聞いたことがありますでしょうか。





最近では、インターネット上でいくつかの質問に答えることで、個人の特性などを診断する、パーソナリティー診断というものがあり、就活などで実際に利用したことがある方も多いのではないでしょうか。






1.「パーソナリティー」って何?


パーソナリティーとは個性や性格などという言葉に置き換えられます。



今日ではパーソナリティーも性格も同義語として用いられることが多いですが、語源はラテン語の「ペルソナ」、すなわち劇で使用される「仮面」からきており、社会的な役割や外見的な自分といった意味を含むその人の持つ内的な諸性質の意味を持っています。



個性や性格が、その人自身の個人的特徴を表すのに対して、パーソナリティーはその人らしい環境への適応のしかたといった、より全体的な特徴を問題としています。



そのため、その人の知能、態度、興味、価値観なども含んだ包括的な概念となります。






2.パーソナリティーについて理解する



パーソナリティーを理解するには専門的知識がなければ出来ないと思う人もいるかもしれません。



しかし、ほとんどの人は、常に自分の周囲の人たちの「考え方」、「感情」、「行動パターン」などの情報を自然な形で広い集め、個人の人柄を推測し理解しています。



例えば、何かに悩んだときに、「あの人は優しいからきっと相談にのってくれるだろう。」など、個人の人柄を理解した上で行動することがあると思います。



それでは、専門的な視点を持ってパーソナリティーを理解するということは一体どういうことなのでしょうか。


臨床心理士をはじめとする心理の専門家たちは、面接や行動観察といった科学的手法を用い、学問的裏付けをもって「データ採取」→「推論」を意識的に行い、その人の心の特徴を測ります。

これら一連の専門的作業を「心理アセスメント」と呼び、常に客観的科学的である必要があります。







3.体格で気質がわかる?


心理アセスメントに用いる手法のひとつとして、「類型論」というものがあります。

これは、一定の観点から典型的なパーソナリティー像を設定、分類し、パーソナリティーの理解を容易にしようとするものです。

ドイツの精神医学者クレッチマーは体格を肥満型、細長型(やせ)、闘士型(ガッチリ)に類型化し、肥満型は躁うつ病、細長型は統合失調症、闘士型はてんかんと相関があることを示しました。


さらに、病気と診断されなくとも、体型ごとにそれぞれの心理的特徴や、行動特徴をもっており、それぞれの体型と気質に深い関係があるとしました。




・肥満型(躁うつ気質)
気分の爽快なときと憂うつなときが交代するのを特徴とし、社交性、明朗活発、気の弱さなどがあげられる。



・細長型(分裂気質)
敏感さと鈍感さを併せ持ち、非社交的で、自分の世界を大切にする傾向がある。




・闘士型(粘着気質)
固さと融通性のなさを特徴とし、几帳面、粘り強い、怒りっぽいといった傾向が認められる。





考えてみれば、私の周囲の人たちも体型ごとにこのような特徴があるような気がします。
特に闘士型なんかはドンピシャ(笑)




しかし、このような類型化の観点には注意すべき点があり、個人ステレオタイプとして断定してしまう危険があります。


心理的特徴は人それぞれであり、同じ人は二人として存在しません。




体型が当てはまるからといって必ずしも個人の性質が同じとは限りませんのでご注意ください。





以上で本記事を終わります。



体型で気質が分かるなんて面白いですよね。



皆さんも本記事を参考に自分の周囲の人たちが、この類型論に当てはまるかどうか観察してみるのも面白いかもしれないですね。





それでは。

動機付けの要因についての続き

どうもプラチナです。


前回の記事では心理学に基づいた動機付けの要因にはどんな種類があるのかお話しさせていただきました。
今回はその内容を個人的な解釈も交えて少し掘り下げてお話ししたいと思います。


前回の記事はこちら↓
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/07/02/002055


本記事では前回の記事でも掲載いたしましたこちらの表の各項目に関してのより具体的な例をご紹介します。(個人的な解釈に基づいた解説のため至らない点もあるかと思います)
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人の動機付けのパターン図


①セキュリティ
前回の記事では、「個人的に将来について不安を感じており、より安全で確実なものにしたい」欲求だとお話ししました。
こちらはすぐにピンとくるかと思います。


・今の仕事では「スキル」が身に付かない。
・今後、会社が潰れたり、リストラされたりしたらどうしよう。


そんなこと考えたことありませんか?
これがセキュリティの動機付けです。
つまりこの理由があるために、↓

「自分の強みになる資格を取ろう。」

このような行動に移るわけです。


アイデンティティ
「自分なりのアプローチで自分だけの経験を積みたい」(前記事)
こちらはより「今」に着目した動機付けになります。

・今の仕事のマニュアルではどうも非効率だと思うし、時間の無駄な気がする。

→「自分だけのマニュアルを作って独立しよう」

かなりぶっ飛んだ内容ですが、ひとつの例としてはこんなところでしょうか。

③マスタリー
「自分は誰よりもすごい人になれると思うし、なりたい。」(前記事)

・自分なら今の仕事を誰よりも極められる

→「頑張って社長になろう」

 

これら三点が自分自身へ向けた動機付けです。

これらを応用するビジネス例で言うと、
保険商材、ユーキャンの資格講座、自己啓発セミナー、などでしょうか。




次に、道具的動機付けの具体例です。

こちらは自身の周囲の環境に関連した動機付けです。


①エンパワーメント
「プロジェクトに対して絶対に達成できるし、したい」(前記事)

・部屋の空いたスペースを活用したいな

→「棚を作ろう」

②エンゲージメント
「実際にプロジェクトを進行させてみて、もっとこのプロジェクトのプロセスにのめり込みたい」(前記事)

・棚の外枠ができたけど、思った出来とは違うな

→「日曜大工の本や記事を読んでみよう」


③達成
「このプロジェクトを達成できたが、次はもっと良いものを作れると思うし、作りたい。」(前記事)

・棚が完成したけど、次はもっと難しいものに挑戦してみよう

→「壁紙を変えよう」



これらが道具的動機付けの一例になります。
ビジネス例で言うと、私たちの身近にある、コンビニ、本屋、ホームセンターなど物を売るお店でしょうか。



最後に、対人的動機付けに関してです。
こちらも比較的イメージしやすいと思いますので、さらっとご紹介します。


①所属
「田舎に引っ越して、良好な近所関係を築きたい」
→まずは丁寧な挨拶を心がけよう。
②世話
「家庭菜園で良い野菜が採れたのでおすそ分けしよう」
→隣人を喜ばせたい
③尊重
「私が来たことでよかったと思ってもらいたい」
→もっと地域に根差した生活をしよう。


これらの動機付けを狙ったビジネス例で言うと、スポーツ団体、不動産業、マルチ商法などでしょうか。


これらの動機付けを理解した上で、自身のビジネスモデルと結びつければ、目に見える形で結果がより具体的になるのではないでしょうか。

漠然とした結果だけでは、次に結びつけることは困難だと思います。なので是非とも、今回の動機付けを理解し、活用してみてはいかがでしょうか。


なお、今回の記事は個人的見解を多分に含むため、参考程度にとどめておくことをおすすめします。


前回の記事
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/07/02/002055

参考文献

マインドサイト・マトリックス

マインドサイト・マトリックス


それでは。

人は何を望んでいる?動機付けの要因とは

どうもプラチナです。


本日は心理学を応用した動機付けの要因についてお話しさせていただきます。


私生活からお仕事まで様々な分野で活用できるものだと思いますので是非ともご一読くださいませ。



動機付けって?

動機付けとは、人が特定の行動をするにあたってのやる気やモチベーションといった理由にあたる部分のことです。

例えば
・「お腹が空いたから」ご飯を食べる
・「疲れたから」休憩する
・「今流行っているから」とあるバンドのCDを買う

など、様々な動機付けによって人は行動しています。



ここでは、すべての動機付けに共通する基本的な要素をお話しします。


まずはこちらの表をご覧ください。
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人が行動に移す要因は基本的に上記の9つ


横の軸は「変化に対しての効果がどこに表れることを望んでいるのか。」の問いに対しての答えで

①「自分自身をどう考え、どう感じるか」を求める
②「自分の周囲にあるもの、環境に影響を与える変化」を求める
③「自分と関係のある人々の変化」を求める

といったものになります。

縦の軸は「どんな種類の変化を望むのか。」の問いに対する答えで

①将来がどんなふうにみえるかを変えたい
②今この瞬間の経験を変えたい
③過去に起こった結果に対して満足したい


などの動機付けになります。



各項目についての具体例の具体例を挙げると、

・セキュリティ
個人的に将来について不安を感じており、より安全で確実なものにしたい
アイデンティティ
自分なりのアプローチで自分だけの経験を積みたい
・マスタリー
自分は誰よりもすごい人になれると思うし、なりたい。


・エンパワーメント
プロジェクトに対して絶対に達成できるし、したい

・エンゲージメント
実際にプロジェクトを進行させてみて、もっとこのプロジェクトのプロセスにのめり込みたい

・達成
このプロジェクトを達成できたが、次はもっと良いものを作れると思うし、作りたい。



・所属
田舎に引っ越して、良好な近所関係を築きたい

・世話
家庭菜園で良い野菜が採れたのでおすそ分けしよう

・尊重
私が来たことでよかったと思ってもらいたい




などでしょうか。



以上が人の行動に関しての主な動機付けの要因です。


相手の行動がどの項目に当てはまるのかを知り、他者の求めるものを理解することで、より良い人間関係を築くことができると思います。



また、仕事に応用する場合は、自社の商品が消費者にとってどのカテゴリーに配置されているかが分かるとマーケティング戦略の指針として役立てることも可能です。


以上で本記事を終わらせていただきます。


各項目についての具体的な応用例は次回の記事でお話ししたいと思います。


動機付けの要因についての続き
https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/07/04/013300



最後に、こちらの記事の参考文献をご紹介しますので、ご興味を持たれた方は是非ともお読みいただくことをおすすめします。


マインドサイトマトリックス(デイヴィット・フォーブス)

マインドサイト・マトリックス

マインドサイト・マトリックス


それでは

心理系の資格でできる仕事は?メジャーな資格3選

どうもプラチナです。


今回は心理系の資格についての記事になります。


以前の記事では大学、大学院で心理学を学ぶことで取得できる主な資格についてお話しさせていただきましたので、今回はより掘り下げて、専門的な仕事に関する資格を3つご紹介させていただきます。



以前の記事はこちら↓

https://2sin-ch.hatenablog.com/entry/2019/06/21/231653




さて、ひとくちに心理系の資格といってもその内容は様々です。
コミュニケーションに特化したもの、カウンセリング、コーチング、アドバイザーなど、現在の仕事に活かせるものも数多く存在します。


そこで今回は誰もがご存知であろう、「心理カウンセラー」、「産業カウンセラー」、「キャリアコンサルタント」の資格についてご紹介いたします。


1.心理カウンセラー

心理カウンセラーとは多種多様なストレスにさらされる現代社会において、心理的側面からお客様の心のケアをしていく仕事になります。

また、心理カウンセラーになるための明確な資格はなく、各種団体やスクール等が発行する資格講座や試験を受けて取得します。
資格名や学び方も団体ごとに異なり、通信講座や面接授業などそれぞれにマッチした受講の方法で取得することができます。

一例をあげるとすればこちらでしょうか↓
http://www.mhea.or.jp/certificate/certificate_01.html




2.産業カウンセラー

こちらの資格は日本産業カウンセラー協会が発行する資格であり、働く人を対象に、心理的手法を用いて「メンタルヘルス対策への支援」、「キャリア形成への支援」、「職場における人間関係開発・職場環境改善への支援」の3つの領域からサポートをしていく仕事になります。


産業カウンセラーの資格を取得するには高卒、大卒関係なく、試験日に20才を越えた者で、特定の講座を受講し、認定試験に合格後、取得申請を行うことが必要とされます。



また、上級資格である「シニア産業カウンセラー」という資格もあり、産業カウンセラー資格を取得後、同様に講座を受講することで受験資格を得られます。


いずれの資格も、大学院にて指定の科目を履修した方であれば講座を受講することなく受験が可能です。


日本産業カウンセラー協会、資格試験について↓
https://www.counselor.or.jp/examination/tabid/110/Default.aspx





3.キャリアコンサルタント(国家資格)
キャリアコンサルタントとは、学生、求職者、在職者等を対象に職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門職である。(Wikipedia)


こちらの資格は名称独占資格であり、無資格者でも業務を行うことはできますが、有資格者にのみキャリアコンサルタントを名乗ることを許されます。

取得の流れは、指定の講習を修了し、試験に合格後、登録を行うことが必要です。


受験資格
厚生労働省が指定する講習を修了した者
・指定の実務経験3年以上
など

詳しくはこちら↓
https://www.jcda-careerex.org/information/






以上で今回の記事を終わらせていただきます。

少しでも心理系の資格に興味を持っていただけたでしょうか。

これらの資格は仕事をしながらでも十分に取得を目指すことができますので、ご興味のある方は是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それでは。