心理学生が語るサイコロジー

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体型で性格がわかる?パーソナリティーの類型論

どうもプラチナです。




今回は「パーソナリティー」についてざっくりお話しさせていただきます。




皆さんはパーソナリティーという言葉を聞いたことがありますでしょうか。





最近では、インターネット上でいくつかの質問に答えることで、個人の特性などを診断する、パーソナリティー診断というものがあり、就活などで実際に利用したことがある方も多いのではないでしょうか。






1.「パーソナリティー」って何?


パーソナリティーとは個性や性格などという言葉に置き換えられます。



今日ではパーソナリティーも性格も同義語として用いられることが多いですが、語源はラテン語の「ペルソナ」、すなわち劇で使用される「仮面」からきており、社会的な役割や外見的な自分といった意味を含むその人の持つ内的な諸性質の意味を持っています。



個性や性格が、その人自身の個人的特徴を表すのに対して、パーソナリティーはその人らしい環境への適応のしかたといった、より全体的な特徴を問題としています。



そのため、その人の知能、態度、興味、価値観なども含んだ包括的な概念となります。






2.パーソナリティーについて理解する



パーソナリティーを理解するには専門的知識がなければ出来ないと思う人もいるかもしれません。



しかし、ほとんどの人は、常に自分の周囲の人たちの「考え方」、「感情」、「行動パターン」などの情報を自然な形で広い集め、個人の人柄を推測し理解しています。



例えば、何かに悩んだときに、「あの人は優しいからきっと相談にのってくれるだろう。」など、個人の人柄を理解した上で行動することがあると思います。



それでは、専門的な視点を持ってパーソナリティーを理解するということは一体どういうことなのでしょうか。


臨床心理士をはじめとする心理の専門家たちは、面接や行動観察といった科学的手法を用い、学問的裏付けをもって「データ採取」→「推論」を意識的に行い、その人の心の特徴を測ります。

これら一連の専門的作業を「心理アセスメント」と呼び、常に客観的科学的である必要があります。







3.体格で気質がわかる?


心理アセスメントに用いる手法のひとつとして、「類型論」というものがあります。

これは、一定の観点から典型的なパーソナリティー像を設定、分類し、パーソナリティーの理解を容易にしようとするものです。

ドイツの精神医学者クレッチマーは体格を肥満型、細長型(やせ)、闘士型(ガッチリ)に類型化し、肥満型は躁うつ病、細長型は統合失調症、闘士型はてんかんと相関があることを示しました。


さらに、病気と診断されなくとも、体型ごとにそれぞれの心理的特徴や、行動特徴をもっており、それぞれの体型と気質に深い関係があるとしました。




・肥満型(躁うつ気質)
気分の爽快なときと憂うつなときが交代するのを特徴とし、社交性、明朗活発、気の弱さなどがあげられる。



・細長型(分裂気質)
敏感さと鈍感さを併せ持ち、非社交的で、自分の世界を大切にする傾向がある。




・闘士型(粘着気質)
固さと融通性のなさを特徴とし、几帳面、粘り強い、怒りっぽいといった傾向が認められる。





考えてみれば、私の周囲の人たちも体型ごとにこのような特徴があるような気がします。
特に闘士型なんかはドンピシャ(笑)




しかし、このような類型化の観点には注意すべき点があり、個人ステレオタイプとして断定してしまう危険があります。


心理的特徴は人それぞれであり、同じ人は二人として存在しません。




体型が当てはまるからといって必ずしも個人の性質が同じとは限りませんのでご注意ください。





以上で本記事を終わります。



体型で気質が分かるなんて面白いですよね。



皆さんも本記事を参考に自分の周囲の人たちが、この類型論に当てはまるかどうか観察してみるのも面白いかもしれないですね。





それでは。